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おっとせぇの独り言

by おっとせぇ
 
「海流のなかの島々」
や〜っと読み終えたのだ。
一体いつ買ったんだっけ?
新品で買ったはずなのに、まるで古本のよーに茶色くなってるし。
もともとの出版された年も古いから、
今では放送&出版禁止用語てんこ盛りだし。
…ま、おっとせぇ、フリーペーパーの校閲っちゅー仕事してたクセに、
活字アレルギーだから(苦笑)。
乗ってきたらどんどん読むのに、一度疲れて離れると、
再開するまでにそーとー時間かかるのだ。

この「海流のなかの島々」も、まず買ってから読むまでにだいぶかかり、
上巻は一気に読んだけど、下巻の第三部に入ってから、
1年以上は放置したのではないかと…。
でも案外内容は覚えてたので、最近復活させて、一気に読んじゃったのだ。

「BANANA FISH」の主人公、アッシュ・リンクスが唯一持ってた荷物。
それがこの「海流のなかの島々」。
一体何を思って、アッシュはこの本を読んでたのか。
そー思って読んでみたのだけど…。
なんだったのかな。
ざっくりゆってしまえば「諸行無常」。
しかし…主人公のトマス・ハドソンの人生はどーだったのか。
前半の幸せな日々は何だったのか。
やっぱ不幸に突き落とされたのかな。
そして死んでいくのかな。

でも人生なんてそんなもんなのかも。
いーことと悪いことの繰り返し。
どっちかに偏ることはない、神様は同じだけの幸と不幸を与えるのだ。
…とどっかで読んだことがある。
だからみんな同じなのよね。
ただとらえ方によって、いー人生だったのか、悪い人生だったのか。

福知山にある観音寺の住職さんも、そんなことゆってたのだ。
イイよーにイイよーに考えなさい、と。
難しいことではあるけれど、できるだけ前向きでありたい。
改めてそう思ったのだった。
…んで、アッシュはどー思ったのかな?

「BANANA FISH」には、ほかにもいろんな作品が散りばめられてるのだ。
ヘミングウェイからは「キリマンジャロの雪」とゆー短編も登場する。
あとサリンジャーの「バナナフィッシュにうってつけの日」。
これは作品のタイトルとゆーか、
作品内に登場する「バナナフィッシュ」とゆー薬物の名前の由来。
直接的には関係ないけど、何となく関連づけさせてみたりしてて。
ただでさえ本を読まない、ましてや海外文学なんて、
「若草物語」ぐらいしか読んでないおっとせぇが、
興味を持つきっかけを与えてくれた「BANANA FISH」。

ま、サリンジャーは別の方面から興味あったのだけど。
もちろん「ライ麦畑でつかまえて」。
高校生の時に読みたかったのだ〜。
そしたら何か変わってたかな?

さ、次は何を読もうかな。
買ったまんまで、手をつけてない本が山のよーにある。
どんどん読んでやるぞー。
海外文学も興味深いけど、古典も読みたいのだ、国文学科卒としては。
「源氏物語」は進行形で読んでるので、それ以外かな。
「読む」ってのはヒジョーにしんどいけど、
読み終わったあとの達成感が心地イイ。
これって、何でも同じなのだ。
「達成感」…もっともっと味わってやるのだ。
マンガばっか読んでないで…ね?(苦笑)
by xx7_75 | 2011-03-30 23:28 | something
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